口だけ支援😠
認知症で徘徊される方が新規利用するとき、対応方法を聞かれたら、
「情報を共有して本人の気持ちに寄り添って気をつけて見守ります。」
言葉では素晴らしいことを伝えても、行動が伴わないと意味を感じない。
認知症で徘徊されるとの認識があっても、
来たばかりの利用者と以前からいる利用者と同じ対応だと、問題を生じる。
認知症も人によって違う。
徘徊することも悪くない。
本人は散歩しているだけなのかも知れない。
ただ新規利用の方にとって、
初めて訪れる場所と初めて会う職員。
場所もわからない、誰も知らない。
当たり前に不安になり、不穏になり、徘徊してしまうリスクは高くなる。
それを分かった上で、
徘徊を見守る体制が出来ているかどうか?
もちろん
1人の利用者だけを支援しているわけはない。
だからこそ、職員間の連携が必要。
普段から利用者に関して職員間で同じ認識をした連携行動が出来れば、大きな問題にならない。
10年前施設オープンして1ヶ月位に、認知症で徘徊する方を対応不備で、職員誰も気が付かず、玄関から外へ出ていってしまった。
外へ歩いていると、気が付いてくれた方が、偶然にも利用者担当ケアマネのお母さん。
介護関係の仕事をしていたため、異変に気付いて車に乗せていただき、警察まで連れて行ってくれた。
利用者は怪我もなく無事だった。
2度とこういうことが起きないように、玄関にアラームをつけた。
しかし
その後も職員の勝手な判断で、アラーム音がうるさいから電源Offにしたせいで、朝方に2度目の徘徊。
近所の方が、たまたま畑作業中に発見し対応してもらったため、事なきを得た。
今回の件は、外へ出て危険だったわけでないが、厳しくヒアリハットとして報告してもらった。
ヒアリハットとは
重大な事故になる1歩手前のトラブル。
会社で最悪な事故を防ぐ情報なので、会社内で共有するためと理解する。
自己保身のためだけに、自分勝手に家族へ伝えることは、伝え方を間違えると逆に不安・不満を増幅させるので、会社として対応する。
最後に理解して欲しいこと
本人・家族の1番の思いは自宅。
しかし、悩みに悩んだ末の施設。
施設で出来ることは
本人が徘徊しても安心できる環境作りをすること。
特に新規利用では
まだ本人の状況が把握出来ない。
職員が持ち場を離れる際は、職員間で連携して、次に対応出来る職員へ引き継ぐ。
これは、誰でも出来る当たり前の行動。
職員が自己判断だけの勝手な行動することだけは、絶対絶対やめよう。
1に連携、2に連携、全て連携が大切。
2024年10月25日(カテゴリー:代表ブログ)