カテゴリー:代表ブログの記事
ある入居者Aさんが、別の入居者Bさんに対して「部屋に戻れ」と強い口調の言い方に感じた。
その時皆さんは近くにいました。
どう対応する?
Bさんは、日頃から部屋を行ったり来たりで何回も繰り返している。
それは本人の自由で、部屋を出入りすることは全然問題ない。
それをAさんが言う必要はない。
1番の問題は
近くに聞いた職員が対応しないこと。
それは
すなわち職員も一緒に言ってると同じで、信頼されなくなる。
利用者を守るべき職員が、守らないのはどうだろう?
信頼されないどころか
一歩間違えば、ネグレクト(放任・放棄)もしくは心理的虐待になる。
僕だったら
「Bさんがいつでも部屋を出入りするのは自由で、まったく悪くない。」
「Aさんそういう言い方は止めましょう」と話したと思う。
入居者皆、性格も違うし、合う合わないは当然ある。
Aさんが上で、Bさんが下ではない。
皆対等、言動・行動は自由。
ただ相手を不快にさせる発言・行動する利用者に対しては、職員は毅然とした態度はとるべき。
出来ないなら、記録し、会社へ報告する。
利用者のことを真剣に思うのなら、小さな言動もスルーしない対応をしましょう。
2024年10月25日(カテゴリー:代表ブログ)
認知症で徘徊される方が新規利用するとき、対応方法を聞かれたら、
「情報を共有して本人の気持ちに寄り添って気をつけて見守ります。」
言葉では素晴らしいことを伝えても、行動が伴わないと意味を感じない。
認知症で徘徊されるとの認識があっても、
来たばかりの利用者と以前からいる利用者と同じ対応だと、問題を生じる。
認知症も人によって違う。
徘徊することも悪くない。
本人は散歩しているだけなのかも知れない。
ただ新規利用の方にとって、
初めて訪れる場所と初めて会う職員。
場所もわからない、誰も知らない。
当たり前に不安になり、不穏になり、徘徊してしまうリスクは高くなる。
それを分かった上で、
徘徊を見守る体制が出来ているかどうか?
もちろん
1人の利用者だけを支援しているわけはない。
だからこそ、職員間の連携が必要。
普段から利用者に関して職員間で同じ認識をした連携行動が出来れば、大きな問題にならない。
10年前施設オープンして1ヶ月位に、認知症で徘徊する方を対応不備で、職員誰も気が付かず、玄関から外へ出ていってしまった。
外へ歩いていると、気が付いてくれた方が、偶然にも利用者担当ケアマネのお母さん。
介護関係の仕事をしていたため、異変に気付いて車に乗せていただき、警察まで連れて行ってくれた。
利用者は怪我もなく無事だった。
2度とこういうことが起きないように、玄関にアラームをつけた。
しかし
その後も職員の勝手な判断で、アラーム音がうるさいから電源Offにしたせいで、朝方に2度目の徘徊。
近所の方が、たまたま畑作業中に発見し対応してもらったため、事なきを得た。
今回の件は、外へ出て危険だったわけでないが、厳しくヒアリハットとして報告してもらった。
ヒアリハットとは
重大な事故になる1歩手前のトラブル。
会社で最悪な事故を防ぐ情報なので、会社内で共有するためと理解する。
自己保身のためだけに、自分勝手に家族へ伝えることは、伝え方を間違えると逆に不安・不満を増幅させるので、会社として対応する。
最後に理解して欲しいこと
本人・家族の1番の思いは自宅。
しかし、悩みに悩んだ末の施設。
施設で出来ることは
本人が徘徊しても安心できる環境作りをすること。
特に新規利用では
まだ本人の状況が把握出来ない。
職員が持ち場を離れる際は、職員間で連携して、次に対応出来る職員へ引き継ぐ。
これは、誰でも出来る当たり前の行動。
職員が自己判断だけの勝手な行動することだけは、絶対絶対やめよう。
1に連携、2に連携、全て連携が大切。
2024年10月25日(カテゴリー:代表ブログ)
「なりたい自分」と「なれる自分」は違う。
これは結構深い言葉。
「なりたい自分」とは
自分に持っていないものや足りないものなどを持っている人に憧れて、そのような人になりたいと思う自分。
しかし、当然その人でないから、「なりたい自分」になれない。
自分が苦手なのに、その業界が安定しているからとか、高所得だからとか、流行っているからとの考えだけで環境選択し、「なりたい自分」を目指すと会社もお客様も、特に自分が不幸になる。
「なれる自分」とは
自分の特性・特徴を理解して、それに合う環境選択して、特性・特徴を磨き続けると「なれる自分」となる。
「なれる自分」で活躍できると、周りから認められて信頼され、相手から「なりたい自分」に思われる。
「なりたい自分」より、「本当のなれる自分」へ努力しましょう。
2024年10月24日(カテゴリー:代表ブログ)
ある経営者が
ちびまる子ちゃんの父ひろしがまる子に普段言っていることを守ることが、成功の秘訣だと話されていたが、その通りだと思った。
ちびまる子ちゃんの父ひろしを参考に
僕が小さな頃に言われたこと
①挨拶をしなさい。
②話を聞きなさい。
③時間を守りなさい。
④整理整頓しなさい。
⑤校則を守りなさい。
⑥予習しなさい。
⑦復習しなさい。
⑧嘘をつかない。
会社に置き換えると
①利用者・職員・来社された方に目を見て挨拶する。
②利用者・会社・上司の話を聞く。
③就業・休憩・申し送り時間を守る。
④環境整備をする。
⑤会社の方針・ルールを守る。
⑥その日の仕事でミスしたことを次は出来るようにする。
⑦翌日以降の仕事についてシミュレーションして、やり易い状態にする。
⑧普段から嘘と疑われない言動・行動に気をつける。
大体の人は何かしらの理由をつけて、やらない。
当たり前のことが出来ないから、結果は出ない。
社会人になると、仕事に対する考え方は人によって解釈が異なるため、自分都合の良いような変換をしてしまい、言い訳オンパレード。
だから人間関係が悪くなったり、クレームもきてしまう。
皆さんが思い描いている理想に近づけるために小さな頃に言われたこと、もしくは自分の子供が小さい頃に言っていたことを守りましょう。
2024年10月23日(カテゴリー:代表ブログ)
「わ」「な」「か」「け」「へばな!」
青森県の津軽地方では、津軽弁という方言が、日常で使われる。
全国的にも有名で面白い方言として、メディアでも時々取り上げられている。
故郷の言葉として、大切にしなければいけない。
特に介護事業所や施設では、高齢者が多く距離感を縮めようと、職員も津軽弁で対応してしまう。
ただ現代では、きつく聞こえて誤解を受ける可能性がある。
最近は家族の方が県外で働かれていることが多いので、普段の生活に津軽弁が聞き慣れなくなっている。
利用者(自分の親)には、タメ口津軽弁で話し、家族(自分)には、敬語で話す。
そこに違和感を感じるらしい。
僕は施設開設時全て敬語にしようと思ったが、地元の言葉だし、一旦白紙した。
その後、言動が気になり会議をしたことがあった。
きつく聞こえる津軽弁は気をつけて欲しい話しをしたら、
一人の職員は「アットホームが大事」とか「だったらロボットでいいのではないか」
ある職員は、以前の職場で利用者に敬語で話したら、「敬語は止めてほしい」と言われたとのこと。
まったく意味がわからない。
津軽弁でないとアットホームを作れない?
津軽弁が使えないから、ロボットが対応した方がいいって、何を言ってる?
敬語を止めて欲しい利用者は今まで何人いたかと質問したら、一人のみ。
だったら、その一人だけ敬語を使わなければいいだけ。
大体の職員より利用者が人生の大先輩で、何よりお客様である。
お客様には、基本敬語だと意識する。
僕の感覚として
津軽弁を使っても、場面場面で敬語を入れ込むと、不快さを感じない。
普段から誰に聞かれても、きつく聞こえない言動を心掛けましょう。
2024年10月22日(カテゴリー:代表ブログ)
◎給与の仕組み
①まずサービスを提供する。
②お客様が会社へ対価を払う。
③会社から給与が支払われる。
これが正しい給与の仕組み。
✕勘違いな給与の考え方
①まず給与が発生する。
②サービスを提供する。
③お客様から対価をもらう。
この流れではない。
給与は自然に発生するものではない。
給与が上がるから頑張るのではない。
私は「こんなに頑張ってるのに、何で評価しないのか」と思ってる人は、基本評価されないし、これで給与を上がってる人を見たことがない。
頑張って結果を出したからこそ、給与が上がるのが当たり前の考え。
給与は労働の対価→評価→結果。
給与が上がる仕組みとは
①会社はお客様から高評価を受ける。
(簡単に説明すると、利用したい方が増えるとか、空室を作らないとか)
✳昨年より高評価を受けて、売上↑
②高評価を受けた会社が職員を評価する。
③結果として評価の高い職員の場合、給与が上がる。
①が出来なければ、給与が増えないどころか、会社は倒産する。
①になるために、会社・職員は何をすべきか考えて行動する。
①が出来た前提で②で良い結果がでたら、③に到達する。
この給与の仕組みを理解した上での働き方を意識しましょう。
2024年10月21日(カテゴリー:代表ブログ)
最低賃金の1,500円への引き上げに関して、自民党の石破茂首相は2020年代中の達成の前倒しを訴えている。
経済同友会の新浪剛史代表幹事(サントリーHD社長)の発言。
最低賃金を払えない経営者は失格。
出来ない企業は倒産して、そこに働いている人は生産性の高い企業へ行けば、生活の質が上がる。
厳しい意見だが、
経営者として、最低賃金1,500円を払えるようにすることを目標にしなければいけないと思う。
10月から青森県の最低賃金953円。
それを1,500円にするには、
まずは最低賃金の約1.6倍(953円×1.57)にする必要があるため、今の仕事を1.6倍の質に上げなければいけない。
給与を貰うには、給与の3倍の売上を稼ぐ働きをしなければいけないと言われる。
その法則から考えると、時給1,500円を稼ぐには、1時間あたり4,500円の売上を作る必要がある。
1時間4,500円の価値を提供出来る仕事をしていますか?
利用者から1時間4,500円を払っていただける支援が出来ていますか?
介護という仕事は、物を売ってるのではなく、目には見えないサービスを売ってる。
我々の仕事が、1時間4,500円の価値だと相手から納得してもらえる支援を出来るようにしましょう。
2024年10月20日(カテゴリー:代表ブログ)
厚生労働省は、介護保険被保険者証のペーパーレス化を推進するため、介護事業所や施設に対し、マイナンバーカードの読み取り機導入に対する財政支援を発表。
これは介護現場の業務効率化や職員の負担軽減を目的。
補助金は来年度から提供される見込み。
例えば
要介護認定、請求・給付、ケアプラン、LIFEなどの情報の共有を想定。
紙ベースのアナログなやり取りを一掃し、介護業務の効率化、職員の負担軽減、サービスの質や利便性の向上につなげる狙い。
ペーパーレス化等のデジタル化の動きは止められない。
しかし、普段の業務すらまったく進んでいない介護事業所が多い。
1つの例として
業務記録をまだ手書きで行っているとか。
補助金等財政支援があっても、
現状維持が大好きな介護業界ではなかなか難しい。
だから、若い人達がこの介護業界に魅力を感じない。
ただ逆に若い人達には
変化に後ろ向きな介護業界だからこそ、
自分が変えるつもりでチャンスと捉えて欲しい。
微力ながら
のりた調剤は他社がどうであれ
チャレンジングマインドで、どんどん取り入れて進めていく。
2024年10月19日(カテゴリー:代表ブログ)
しばらく採用面接は職員に任せていたが、5ヶ月前より3年ぶりに行っている。
昨日も採用面接を行った。
その方へ前職の退職理由を聞いたら、
「一身上の都合で辞めました」とのこと。
前々職の退職理由を聞いたら、
また「一身上の都合」。
前々々職の退職理由も、
3度目の「一身上の都合」。
「一身上の都合」って何?
詳細を話したがらない感じがあった。
1回目の質問での返答で、多少気にはなったが、2回目の返答でもう面接をしたくない気持ちになった。
何をしに来たのだろう?
このコミュニケーション能力で介護の仕事を続けていたと思うと、利用者が可哀想。
転職の度に、毎回職場で問題を起こして退職した可能性が高いと疑ってしまう。
史上最短の5分位で面接終了。
お互いにとって無駄な時間になった。
大体の人の退職する理由は、人間関係か給与での退職が多いと思う。
自分の言動や行動が引き起こしたことで、人間関係も悪くなる。
給与はその人の評価だから、責任のある仕事を任せてもらい、そして結果が出なければ、低い給与のまま。
人間関係も給与も全て相手ではなく、自分自身に原因がある。
職場環境を変われば、今までのことがなかったのように、また生まれ変わったかのように人間関係が良くなり、自分も評価されて給与も上がると勘違いしている人がいる。
実際は何も変わらず時間がたつと、以前と同じように人間関係・給与で悩む問題を繰り返して、また逃げるように転職する。
環境だけでは、何も変えてくれない。
前職でやってきた結果・評価が、今の自分の実力と受け入れた方が良い。
環境を変えるのであれば、反省して自分も変わらなければいけない。
マザーテレサやウイリアム・ジェイムズの名言を参考に作ってみた。
考え方を変えて、言動を変えよう
言動を変えて、行動を変えよう
行動を変えて、習慣を変えよう
習慣を変えて、結果を変えよう
結果を変えて、未来を変えよう
だから、まずは自分が変わろう。
2024年10月18日(カテゴリー:代表ブログ)
同じ良いことを言っても、相手に響くことができる人とできない人がいる。
今までの行動そして結果を出してきた人が言うことだから、何を話しても説得力があり、相手からも共感される。
何を言うかより、誰が言うかが大事。
相手に響くことができない人は、どんなに良い発言しても、過去に結果も出してないから信頼されず、結局相手の心に届かない。
口だけ番長。
心に届かないだけでなく、相手の気持ちも分からず、イライラされてしまう。
それでも自分が正しいと思い込む。
そして、何度も繰り返す悪循環。
仕事で会社・上司・同僚・利用者をイライラさせている可能性がある人は、普段から相手に信頼される考え方や言動をしましょう。
それに基づく行動を起こしましょう。
そして、その行動を継続した先に
あなた自身の存在が重みや信頼を増して、相手から感謝されるでしょう。
2024年10月17日(カテゴリー:代表ブログ)
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